今年半年以上ぶりの投稿。
現在某通信制大学にて、教職の単位を取っています。
そのなかで受理されたレポートの一部だけ公開しようと思います。
なぜかというと
授業科目によってはあるのですが、
基本的に講義動画がほとんどなく、
指定テキストを読むだけで、本当に難しいと感じたからです。
私は一度別の大学を卒業しており、
教職取得だけの目的で、もう一度現在の通信制大学に入学しているため
レポートを書くことや文章を書くことをひととおり経験していますが、
それでもハードルの高い仕組みだなと思い、
困っている方に少しでもヒントに頂けたらと思い、一部掲載いたします。
お題
知識基盤社会における「教師に求められる資質とは何か」についてまとめてください。
要旨
はじめ設題に対する、簡易的な私の結論を述べる。次にその根拠となる「知識基盤社会」、生徒が学ぶ「新しいスキル」である「21世紀型スキル」「キーコンピテンシー」を紹介する。さらにそれらをふまえた上で教師に求められる資質を言及しながら、思考すると同時に、私の教師観、生徒観、教育観を混じえ最終的な結論を述べる。
レポート内容一部①
「知識基盤社会」とはどのようなものかと言うと、中央教育審議会答申によると.
①知識には国境がなく,グローパル化が一層進む,②知識は日進月歩であり,競争と技術革新が絶え間なく生まれる,③知識の進展は旧来のパラダイムの転換を伴うことが多く,幅広い知識と柔軟な思考力に基づく判断が一層重要になる,④性別や年齢を問わず参画することが促進される,などを挙げることができる。….しかも,知識・技能は,陳腐化しないよう常に更新する必要がある。生涯にわたって学ぶことが求められており,学校教育はそのための重要な基盤である
久保富三夫 砂田信夫編 2018.『教職論(新しい教職教育講座教職教育編)』(ミネルヴァ書房)
(47-48頁)
このように社会で新しいものが次々に生まれ、ボーダレス化された複雑な時代へと進み、教育もおのずと変わらなければならなくなったのである。その中で「新しいスキル」とよばれるものが提唱された。「新しいスキル」はたくさんあるが、ここでは上記で述べた2つを紹介する。
1つ目に「21世紀型スキル」とは
①思考の方法, ②仕事の方法,③仕事のツール,④社会生活と4分野における新しい能力
久保富三夫 砂田信夫編 2018.『教職論(新しい教職教育講座教職教育編)』(ミネルヴァ書房)
(51頁)
レポート内容一部②
時代に合わせたスキルも必要だが「知識基盤社会」において、このような根本的な人間の本質を見抜く、鋭敏な感性をふと忘れてしまわないよう注意が必要だ。教師として、こういった能力は必ず身につけなければならない。「知識基盤社会」を歩むにあたって、その社会に人間が染まり埋もれていってしまう人間にならないような注意喚起も必要だと考えている。情報科の教師を目指す身であるからこそ、私自身もこのことを戒め、生徒自身にも伝えていきたい。
最後になるが、知識基盤社会における「教師に求められる資質とは何か」という問いに対して”知識基盤社会において”という限定があったため、生徒に「新しいスキル」を身につけさせる育成力と述べたが、上記で述べたような「人間力」と、最初に述べた「新しいスキル」を育てるバランスを兼ね備えた教師が求められるであろうと結論した。
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