通信制大学教職課程レポート一部公開④【教員免許】

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現在某通信制大学にて、教職の単位を取っています。
そのなかで受理されたレポートの一部だけ公開しようと思います。
なぜかというと
授業科目によってはあるのですが、
基本的に講義動画がほとんどなく、
指定テキストを読むだけで、本当に難しいと感じたからです。
私は一度別の大学を卒業しており、
教職取得だけの目的で、もう一度現在の通信制大学に入学しているため
レポートを書くことや文章を書くことをひととおり経験していますが、
それでもハードルの高い仕組みだなと思い、
困っている方に少しでもヒントに頂けたらと思い、一部掲載いたします。

お題

特別の支援を必要とする生徒の学習上・生活上の困難さと、個別の教育的ニーズに対応していくための支援の概要について述べよ。

要旨

本リポートは、3つの項目に分けた。最初に特別の支援を必要とする生徒の学習上・生活上の困難さについて、指定テキストの内容をもとに紹介。次に特別の支援を必要とする生徒の個別の教育的ニーズに対応していくための支援の概要について、指定テキストをもとに紹介。最後に私自身の実践指導の経験もまじえて簡単な考察を述べていく。

レポート内容一部①

<特別の支援を必要とする生徒の学習上・生活上の困難さについての紹介>

【発達障害】
[自閉症]

身振りや表情などを用いて他者に意思伝達することに難しさがあります。また、彼らには、欲しい物がある所に他者の手を動かすといったように他者を道具として利用する身振り(クレーン現象)が見られます。
知的障害を伴う自閉症のある子供には、言語発達の遅れがあります。その具体的な特徴としては、相手が言ったことをそのまま反復(エコラリア)したり、独り言を繰り返したりといった常同的な言語の使用が見られたりします。
アスペルガー症候群のように言語発達に遅れが認められない場合であっても、語彙は豊富ですが、回りくどい言い回しや独特な表現を用いる、会話が形式的で一方的であるなどの特徴が認められます。また、相手が言った皮肉や言葉の裏にある意味や感情を理解することが難しく、字義どおりに受け止めてしまうことがあります。(306頁)

レポート内容一部②

<考察>
指定テキストにも書かれているように、特別の支援を必要とする生徒にとって、情報機器、ITの活用は比較的相性が良く、今後、学習指導において欠かせないものであると認識した。私は情報科の教職免許取得を目指しており、家庭教師でたくさんの発達障害の生徒を見てきたため、今後深く研究していき、そのような生徒に効果的な指導や授業内容も考えていきたい。例えば現在、家庭教師で発達障害、軽度発達障害を持った小学生の家庭教師もしているが、その生徒は一般的な紙面で足し算、引き算、掛け算、割り算の計算練習に積極的にはなれないが、ゲーム感覚で計算などを学べるウェブサイトで、積極的に取り組むことができ、九九の間違いも少しずつ減ってきている。例ではあるが、そのようなアプローチをできたらと考える。
また長年、主に各種の発達障害を持つ生徒さんの家庭教師をしていて感じたことは、医学的に同じカテゴリーの症状、障害であっても、あらわれる不得意は、千差万別である。計算問題が比較的得意で、単純暗記が苦手な傾向は感じる。ただ単純に暗記しようとすると全然覚えられないが、ストーリーで世界史や英文を覚えてしまうことができ、その結果、個々の用語も同時に覚えられる生徒もいたため「こういった症状、障害だから、これはできない」と画一的に決めつけるのではなく、個々それぞれの生徒と時間をかけて向き合い、その生徒に合った柔軟なアプローチを丁寧にしていことも必要であると考える。

独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所.『特別支援教育の基礎・基本(2020)』(ジアース教育新社)
・文部科学省.『特別支援学校学習指導要領解説各教科等編(幼稚部・小学部・中学部)』.2018
・学習障害及びこれに類似する学習上の困難を有する児童生徒の指導方法に関する調査研究協力者会議,『学習障害児に対する指導について(報告)』.1999

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