なぜ漢字や単語が覚えられないのか?「書いて暗記する」力が低下している根本原因と脳の鍛え方

気持ち

「英単語のスペルが書けない」「漢字が覚えられない」……。最近の中学生を指導していると、約17年前の自分の学生時代に比べ、特に「書いて暗記する分野」に苦手意識を持つ生徒が増えていると感じます。

かつて大学生家庭教師をしていた頃は、それを「努力不足」だと思っていました。しかし、プロとして社会人家庭教師を続けてきた今、もっと根本的な理由があるのではないかと考えるようになりました。


「書いて暗記する訓練」が失われている?

私の仮説ですが、多くの生徒が「書いて暗記する方法」そのものを教わっていない、あるいは小学生以前の段階でその「訓練」を経験していないのではないか、と考えています。

タブレット端末の普及により、日常生活で文字を大量に書く機会は劇的に減りました。もちろん「見て覚える」ことができるなら問題ありませんが、私は「書く・見る・聞く」と体全体を使って覚えることが、最も確実な定着を生むと信じています。


暗記は「大人になって仕事を覚えるため」の訓練

私は日本の暗記偏重教育には疑問を持っています。しかし、「暗記する訓練」自体は人生において不可欠です。なぜなら、大人になって新しい仕事を覚える際、「自分はどうすれば最短で物事を習得できるか」という手順(型)を知らないと、非常に苦労するからです。

学校の暗記学習は、テストの点数以上に「脳を鍛えるプロセス」として価値があります。どのような手順なら覚えられるのか、その成功体験を若いうちに積んでおくことが大切です。


脳科学から見る「記憶力を高める」頭の使い方

加藤俊徳氏の著書『脳の強化書』によると、脳には「思考系」「感情系」「記憶系」など8つの脳番地があり、それらを連動させることが記憶の鍵だと言います。

記憶力をつけたいなら、思考系や感情系のトレーニングを併用すべきです。

  • 思考系トレ: 「1日の目標」を20文字でつくる。
  • 感情系トレ: 自分の頑張りを認める「ほめノート」をつくる。
  • 記憶系トレ: 1日20分、時間を決めた「暗記タイム」を持つ。

ただ闇雲に書き殴るのではなく、感情や思考を動かしながら取り組む。体の歪みを整えるように、脳の使い方の癖を改善していくことが、根本的な解決に繋がります。


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