「丸つけを嫌がる子」の意外な共通点?ゲーム世代に伝えたい「作業」と「思考」の決定的な違い

気持ち

「せっかく問題を解いたのに、丸つけをせずにそのままにしている」。最近、そんな生徒が非常に増えています。「丸つけは面倒だ」と避けてしまう彼らを見ていると、ある共通点に気づかされます。

それは、「ゲームが大好きである」ということです。私個人の感覚ではありますが、この「丸つけを嫌がる=ゲーム大好き」という理論には、現代の子供たちの思考スタイルが隠されています。


「反射的な作業」が得意な子たちの特徴

ゲーム好きの生徒は、共通して暗算が非常に早かったり、瞬発的な判断に優れていたりします。一方で、少しでも文章を書くことや、じっくり腰を据えて考える作業を避ける傾向があります。

彼らが好むのは、RPGのようにコツコツ積み上げるものよりも、すぐに見に見えて結果が出る、反射神経を要するゲームではないでしょうか。学習においても、「深く考える学習」ではなく、反射でこなす「作業」になってしまっているのです。


「考えること」を避けると、将来どう損をするのか

確かに、頭を使う、深く考えるという行為はとても面倒なものです。しかし、ここを避け続けてしまうと、将来的に大きな損をすることに繋がると私は危惧しています。

  • 感情のコントロール: 自分の気持ちを客観的に見つめる思考力がないと、感情に振り回されやすくなる。
  • 人間関係: 相手の意図を深く読み取ることを避けると、コミュニケーションに支障が出る。
  • 経済的な自立: 目の前の作業だけでなく、長期的な戦略を立てる思考がなければ、成果を出し続けるのは難しい。

「勉強が嫌いなら、無理に勉強でなくてもいい」というのが私の持論です。しかし、趣味でもスポーツでも、何かに取り組む際に「自らの頭で考える」という姿勢だけは、若いうちに身につけておくべき一生の財産です。


「考える方法」を学ぶトレーニング

とはいえ、「考えなさい」と言われてすぐにできるものではありません。どう考えればいいのか、その手順がわからない場合も多いのです。

そんな時は、以前ご紹介した「発想力は筋トレと同じ」誰でもアイデア体質になれる5つの極意と、継続のコツ」のような手法や、良質な書籍を使いながら、パズルを解くように思考のトレーニングを積んでいくのがおすすめです。反射ではなく、一歩立ち止まって「なぜ?」と問う習慣を育てていきましょう。


作業を「学び」に変えるために

丸つけは、単に正誤を確認する作業ではありません。自分がどう考え、どこで間違えたのかを「振り返る」という最も重要な思考の時間です。この面倒なプロセスの中にこそ、本当の成長が隠されています。

お子さんが「作業」で終わらず、主体的に「思考」を楽しめるようになるまで。焦らず、じっくりと伴走していきたいと思います。

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