日本の英語教育は、今なお「文法」に偏りすぎています。パズルやクイズのように楽しめるなら良いのですが、現実はどうでしょうか。
私自身、学生時代は英語が苦手ではありませんでした。しかし、あれだけ膨大な時間を勉強に費やしたにもかかわらず、今も英会話には苦手意識があります。「あんなに勉強したのに、なぜ話せないのか?」。この疑問の答えが、ようやく見えてきました。
高校英文法は「不要な説明」が多すぎる?
19年にわたる家庭教師の経験からあえて言わせていただくと、高校で扱う英文法の多くは、英会話や読解において必ずしも必須ではありません。すべてが不要というわけではなく、「不要なほど細かい説明が多すぎる」のです。
実際に海外の文章を読んでみると、中学レベルの文法が完璧であれば、かなりの部分を理解できることに気づきます。むしろ、高校レベルの難解な文法を「スタンダード」だと思い込んでしまうと、真面目な人ほどそのルールに縛られ、言葉が出てこなくなってしまうのです。私自身も、その「文法の罠」に囚われた一人でした。
英単語は「暗記」の前に「語源」と「音」
もちろん、語彙力(単語)は必要です。しかし、ただ闇雲にスペルを覚えるのは苦行でしかありません。単語の語源にあるルールを知ることで、暗記の効率は劇的に上がります。
そして、それ以上に重要なのが「発音」です。私は社会人になり、留学経験のある友人や専門書を通じて、英語学習の核心に気づかされました。
英語学習の初期に「発音」を学ぶべき決定的な理由
例えば「A・B・C・D・E」というアルファベット。私たちは「エー・ビー・シー…」と教わりますが、実際の音(フォニックス)の基本は「ア・ブッ・クッ・ドゥ・エッ」に近いものです。
英語が苦手になる方の多くは、単語を読む際に「アルファベットの綴り」と「実際の音」が一致せず、パニックを起こしてしまいます。この初期の苦手意識を解消するためには、文法よりも先に発音を学ぶべきなのです。
- 「読めるから覚えられる」という成功体験が生まれる。
- リスニング力が飛躍的に向上する。
- 後から矯正する「二度手間」を避けられる。
フォニックス英語リスニング [ ジュミック 今井 ]

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