「本を読んでも国語の成績は上がらない?」1年で偏差値が変わる、現代文を「立体的」に読む3つの視点

気持ち

「本をたくさん読めば、国語ができるようになる」——。そんな風に言われたことはありませんか?

実は私自身、学生時代は大変な読書嫌いでした。今でこそビジネス書は手に取りますが、小説はほとんど読みません。そんな私ですが、ある出会いをきっかけに現代文の本質に気づかされました。

結論から言えば、現代文に必要なのは「読書量」ではなく「読み方の質」です。感覚で解くのをやめ、論理的な視点を持つことで、文章は劇的に読めるようになります。


なぜ「現代文の成績」には波があるのか?

多くの学生が現代文を「感覚」や「相性」で解いています。私も高校まではその一人でした。しかし、これでは実力なのか運なのか分からず、結果に大きな波が出てしまいます。

なぜそうなるのか。それは、多くの人が「正しい読み方の土台」を教わっていないからです。私は浪人時代、一人の恩師に出会い、文章を「立体的」に捉える着眼点を教わりました。その最重要ポイントを3つご紹介します。

  • 対比構造: 「日本と欧米」など、筆者が何を比較し、どちらを主張したいのかを判断する。
  • 具体と抽象: 今読んでいるのは「例え話(具体)」か、それとも「まとめ(抽象)」か。ここが分かれば、読むスピードに緩急がつきます。
  • 話題の変わり目: どこでテーマが切り替わったかを正確にキャッチする。

この3点を意識してマーカーを引きながら読むだけで、文章の構造が浮かび上がって見えてくるようになります。


最強のトレーニングは「200字要約」

読み方を理解した上で、最も効果的だったのが「文章の要約」です。私は1年間、毎週欠かさず授業の文章を200字にまとめ、先生に添削してもらいました。

これは、以前の記事でも触れた「アウトプット学習」の真髄です。文章を理解していなければ要約はできません。最初は苦労しましたが、書けるようになると自分の思考が整理され、驚くほど内容が頭に残るようになります。

もし硬い文章が苦手なら、好きな漫画1巻分のあらすじをまとめたり、ブログでテーマを決めて発信したりすることから始めても良いでしょう。


「理屈」をセットで解答する習慣

問題を解く際、もう一つ重要なのが「なぜその答えを選んだのか」という理屈を必ずつけることです。たとえ最初はこじつけでも構いません。

「なんとなく」を排除し、論理的な根拠を探し続けることで、あなたの思考力は確実に鍛えられます。この積み重ねこそが、現代文の読解力を引き上げる唯一の近道です。


「読み方」を知れば、世界が変わる

現代文の力は、一朝一夕にはつきません。しかし、正しい土台(読み方)とアウトプット(要約)の習慣を身につければ、どんなに読書が嫌いだった人でも必ず上達します。

着眼点を知り、自らの頭で考える。このプロセスを楽しめるようになれば、受験勉強の枠を超えた「一生物の論理的思考力」が手に入るはずです。


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