日本最大の公募広告賞である「宣伝会議賞」において、なんと今年から中高生向けのコンペティションが開催されることになりました。これは、これからの教育において極めて大きな意味を持つ出来事だと私は確信しています。
実は私、かつてこの宣伝会議賞において「協賛企業賞」をいただいた経験があります。独学でコピーライティングを学んだあの日々は、今の私の指導方針である「自ら考え、形にする力」の原点となっています。
なぜ学生に「コピーライティング」が必要なのか
私はこれまで多くの記事で、暗記中心の「インプット教育」の限界と、自らの発想を鍛える「アウトプット教育」の重要性を説いてきました。
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コピーライティングとは、単に言葉を飾ることではありません。課題の本質を見つめ、誰の心に何を届けるかを考え抜く作業です。このコンペティションは、学生たちが学校の枠を超えて「思考の筋力」を鍛える、これ以上ない最高のステージになるでしょう。
キャッチコピーは「大喜利」ではない
挑戦を考えている皆さんに、元受賞者として一つだけ大切な注意点をお伝えします。
キャッチコピーの作成は、お笑い芸人の大喜利のような「ユーモア」や「感覚的な表現力」も重要ですが、それだけでは不十分です。実は、コピーには「論理的な書き方のルール」が存在します。
「なぜこの言葉が人の心を動かすのか」という背景を学び、戦略的に言葉を紡ぐ必要があるのです。これは、以前の記事で紹介した「国語の論理的読解」にも通じる、極めて理知的な作業です。
キャッチコピーのつくり方 一瞬で心をつかむ、一生役立つスキル [ 川上 徹也 ]
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