大学入試の形が大きく変わろうとしています。特に注目すべきは、センター試験に代わって導入される新試験での「記述問題」の拡充です。
国語や数学で記述式が導入され、試験時間も延長されます。「マークシートならなんとかなる」という時代は終わり、自らの考えを論理的に構築し、言葉にする力が不可欠となります。
現代の生徒が抱える「記述」への苦手意識
入試で記述が重視される一方で、現場の感覚としては、生徒たちの記述力はむしろ低下しているのではないかと危惧しています。例えば数学の証明問題。穴埋めならできるのに、白紙の状態から書こうとするとペンが止まってしまう生徒さんが非常に多いのです。
SNSでの短文のやり取りや、タブレット学習の普及。これらは非常に便利ですが、一方で「長い文章を論理的に組み立て、自らの手で書き出す」という経験を奪っている側面もあるのかもしれません。
克服の第一歩は「面倒くさい」の壁を越えること
偉そうに語っている私自身、実は高校生まで文章を書くことが大嫌いでした。そんな私が変われたのは、浪人時代に出会った現代文の講師のおかげです。
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記述力は何歳からでも鍛えられます。まずは「一言でもいいから書く」ことから始めましょう。日記や感想でも構いません。まずは「書くことへの心理的なハードル」を越えることが最優先です。何を書いていいか迷うなら、以前紹介した新聞コラムを活用するのも手です。
確実に力をつける「スモールステップ要約術」
少しずつ書くことに慣れてきたら、以下の手順でトレーニングしてみましょう。
- 短文要約: 教科書や好きなブログ、漫画のストーリーを「30文字以内」でまとめてみる。
- 添削を受ける: 書いた文章を、客観的に見てくれる人にチェックしてもらう。
- 文字数を増やす: 慣れてきたら制限文字数を増やし、より詳細に論理を組み立てる。
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