最近、家庭教師としてお伺いする中で、小中高生問わず「共働きの親御さん」×「一人っ子の生徒さん」というご家庭を担当させていただく機会が非常に増えています。
社会環境や経済状況が激変する今の日本において、この家族形態は一つのスタンダードになりつつあります。今回は、そんな現代の家庭環境における「家庭教師の新しい役割」について、私なりの考えをお話ししたいと思います。
目次
ますます増える「共働き×一人っ子」という選択
現代の日本で家族を養っていくには、一部の高所得層を除き、共働きを選択せざるを得ないのが現実です。また、たとえ大手企業にお勤めの方であっても、リストラや実力主義への移行など、経済的な「絶対の安定」という考え方は薄れつつあります。
【激変する社会環境への不安】
- 巨大地震などの自然災害への備え
- 不透明な経済の波
- 「子供を多く持つこと」への経済的・精神的リスクの増大
こうした不安が拭えないご時世の中で、一人っ子を選ぶご夫婦が増えるのは、ある種、当然の流れかもしれません。(私自身も結婚5年目を迎えましたが、現状はそのリスクを重く受け止めている一人です。)
「第三の大人」としての家庭教師「兄・姉・親戚のような存在」
共働き家庭の一人っ子の生徒さんと接していると、どこか「寂しさ」を抱えているような印象を受けることが多々あります。友達とゲームで繋がることはできても、家の中に兄弟姉妹がいないことで、身近な年上に相談できる機会が限られているからです。
ほどよい距離感が生む「相談しやすさ」
そこで重要になるのが、家族でも学校の先生でもない「第三者の大人」である家庭教師の存在です。大学生ならお兄さん・お姉さんとして、社会人ならおじさん・おばさんとして、身内感覚で相談できる「斜めの関係」が、生徒にとっての心の拠り所になります。
- 友達には言えない悩み:学校生活や進路の不安を、利害関係のない大人に話せる。
- 兄弟姉妹の代わり:ちょっとした世間話や相談ができる、家の中の年上の存在。
勉強を教えるだけではない、話し相手としての重要性
もちろん学習指導がメインですが、今後は「良き話し相手・相談相手」としての家庭教師の需要はますます高まっていくでしょう。実際、そうした精神的なサポートを重視されるご家庭も増えています。
【日本の未来のために願うこと】
家庭教師の需要が増えるのは喜ばしい反面、一国民としては、もっと子供を産み育てやすい社会になってほしいと切に願っています。経済的にも精神的にも安心して暮らせる世の中へ。そのためには、私たち大人が選挙に行き、政治に意思を示していくことも、未来の生徒たちのための大切な一歩だと考えています。
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