前回の記事「「暗記教育」から「アイデア教育」へ。日本が今、アウトプット学習に舵を切るべき理由」に続き、今回は具体的にどうすれば「発想力」を鍛えられるのかについて深掘りします。
私がバイブルとしている著書『見えるアイデア』には、「トレーニングのための17か条」が記されています。その中から、特に私たちが意識すべき5つのポイントをご紹介します。
アイデアを引き出すための「5つの極意」
- ① 常識を疑う: 既成概念の外側にこそ、新しい答えがある。
- ② 「気づき」を大切にする: 誰もが素通りする小さな違和感を見逃さない。
- ③ 苦手意識は「脳の未学習」: 脳を使ってこなかっただけ。諦めずプラスにスイッチを入れる。
- ④ 苦しみの先にレベルアップがある: トレーニングの積み重ねが、発想の質を変える。
- ⑤ インターバルを置く: 「もう出ない!」と限界まで考えた後の休息に、アイデアは突然舞い降りる。
出典:『見えるアイデア』 著:秋草孝
「上手い・下手」を捨てて、とにかく出す
一般的に人は、アイデアを生み出そうとする際に「苦手意識」を覚えるものなのです。なぜなら、それまでにアイデアを考える脳を使ってこなかったからです。
出典:『見えるアイデア』 著:秋草孝
一番お伝えしたいのは、「鍛えれば、誰にでも発想力は宿る」ということです。最初から上手な人はいません。上手い・下手という評価を一度脇に置いて、とにかくアウトプットをすること。それが発想力をつける最短ルートです。
また、出したアイデアを「それ、面白いね!」と肯定してくれる存在が近くにいると、この力は飛躍的に育ちます。私自身、生徒たちの突飛な発想を否定せず、育む存在でありたいと常に考えています。
継続のコツは「ワクワク」をテーマにすること
以前の記事「本を読んでも国語の成績は上がらない?」1年で偏差値が変わる、現代文を「立体的」に読む3つの視点」でも触れましたが、思考の力は一朝一夕には身につきません。継続的に脳を鍛えるためには、自分にとって面白く、ワクワクするテーマを選ぶのがポイントです。
テーマは何でも構いません。私の場合は、キャッチコピーを考える際に「連想ゲーム」を多用しています。一つの言葉から、どこまで遠くへイメージを飛ばせるか。こうした遊び心が、実務や学習の場でも大きなブレイクスルーを生みます。
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