暗記学習をする意味も考えてみた。

気持ち

アイデアを出せない人は、自分に知識があることを自負しやすいタイプの人です。昔から熱心に勉強し知識を詰め込んできた優等生タイプの人は、脳の中で「知識を溜める」ための道路(思考ルート)が発達しています。だから「アイデアを出せ」と言われると、自分の知っている中から言葉を組み合わせて出そうとしてしまう。脳の中のごく狭い領域だけを使って解決しようとするんです。

ですが、本当にいいアイデアが出るのは、脳全体を総動員して考えているときです。

出典:ブレーン トップクリエイターのアイデア発想法 企画プレゼン術 医師・医学博士 加藤俊徳さん インタビュー記事 著 宣伝会議

このように考えたり、以前の記事のように、これからは新しい発想が問われる時代になってきているのに、
学生時代、私たちはなぜ、暗記ばかりの勉強をさせられてきたのかなと疑問に思えてなりません。

暗記が苦手な生徒はいっつも口にします。
「なんで、こんなに必要ないもの覚える必要があるの?」と。
正直、そのような仕事にたずさわる私も正確で適当な答えをいまだに出せません。

ただ、以前の記事でも忍耐力がついたと述べたように、
1つ言うならば「理性をコントロールする力を養うため」に必要なのかと思います。

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。

出典: アイデアのつくり方 著 ジェームス W.ヤング

また、こちらをもとに考えると、覚えた知識によって
それらの知識が新しいアイデアの材料となり、
新しいアイデアにつながるので、
たくさん暗記することに価値がないわけでもありません。

だけど、それらを組み合わせ新しいアイデアをうみだすような
アウトプットの訓練が
今の学びでは足りないため、とても必要なことがわかります。
武道でいう「守・破・離」があるなら、「守」が多すぎて、
「破」と「離」に向かう訓練が極端に少ない。

アウトプットの訓練。
そういった学習を若いうちから取り入れるべきだと思います。
今後アウトプットのトレーニング方法の記事も書きます。

 

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