スマホで偏差値ダウンは本当か?現場で感じる「依存」の危うさと、親子で向き合うデジタルとの距離感

気持ち

「スマホのせいで偏差値が下がる」――。そんな刺激的なニュースを目にしました。

参考:スマホのせいで偏差値10ダウン!?子どもの脳に何が起きているのか(DIAMOND online)

現在指導している生徒さんの多くがスマホゲームに熱中しており、親御さんから「勉強時間が減って困っている」という切実なご相談をいただく機会が増えています。現場の講師としても、この問題は避けて通れない大きな課題だと痛感しています。


15年前のゲームと、現代のスマホゲームの違い

私たちが学生だった約15年前も、ガラケーやゲームボーイ、たまごっちなどの持ち運びできるゲームはありました。しかし、当時のゲームは内容がシンプルで、どこか「不便さ」も残っていました。

一方、今のスマホゲームは、かつて据え置き機(プレステや64など)でテレビにかじりついて遊んでいたものと同等、あるいはそれ以上のクオリティが手のひらの中に収まっています。その圧倒的な没入感が、子供たちを惹きつけて離さないのです。


偏差値よりも心配な「心身への影響」

私は「偏差値が上がる・下がる」という点にはあまり関心はありませんが、長時間のスマホ使用が集中力を削ぎ、心身に悪影響を及ぼすという点には強く納得します。

添加物たっぷりのポテトチップスが止まらなくなるように、毎日何時間もゲームをしないと気が済まない。そんな「依存的」な状態にある生徒さんを見かけると、とても心配になります。スマホゲームが、今の彼らの心の寂しさを埋める場所になってしまっているのではないか、とさえ感じることがあります。


管理の難しさと、共生への模索

小中学生が使う以上、親御さんの管理も必要ですが、反抗期真っ盛りの時期に厳しく制限すれば、当然激しい衝突が起こります。言うことを聞かせることの難しさは、私自身も日々感じているところです。

スマホによって世界が便利になり、楽しくなったことは紛れもない事実です。存在を否定するのではなく、その恩恵を認めながらも、「使いすぎ」を止める具体的な対策や、現実世界での充実感をどう取り戻すか。私たち大人が知恵を出し合うべき時が来ています。

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